笠岡市長と対談しました

9月15日に笠岡市長と対談しました。そして、市長よりうれしい言葉を頂きました!

以下に笠岡市長のブログを転載いたします。

 

9月15日(土)に「岡山県下にも公立の夜間中学校を作りたいんです。力を貸してください」とすごい熱意を持って、私のところに来られた先生がおられました。「岡山に夜間中学校をつくる会」代表の城之内さんです。城之内さんは中学校の英語教師ですが、ボランティアで毎月2回岡山国際交流センター6Fで「自主夜間中学校」の先生もやっています。

1)特に高齢者の方に多いですが、何らかの事情があり、義務教育を終了できなかった方。

2)中学校を卒業したけれど、学び直したい方。

3)日本で生活する外国籍の方。

4)不登校の方、不登校だった方。

皆さん、何処の町にも何人か上記4つに当てはまる対象者がおられると思いませんか?戦後には結構各県に夜間中学校はあった様ですが、義務教育課程の教育指針では「ところてん式」に殆ど授業に出ていなくても卒業させられ、中卒の資格は取得できます(=形式卒業者)ので、夜間中学校の必要性は少なくなりました。

ところが最近になって、(特に首都圏で)外国人が夜間中学校に通ったり、不登校だった生徒が20代30代で学び直したいということで、公立の夜間中学校の生徒数が増えているそうです。小中学校で長期に病気をして学校に行けなかった子供達は、簡単な漢字が分からず、誰もが知っている一般常識が分からず、また集団で学んだことが無い為、他人との交流に大きなハードルがある、と言った問題を抱えており、自宅から出られなくなっています。勇気を持って1歩踏み出した子供達にもう一度学び直すチャンスは必要だと感じました。

全国では8都府県の31の中学校に夜間中学が設置されています。岡山にはこういった夜間中学校はまだ無いそうです。広島県には2つあり、文科省もその必要性を感じて、各県に1校は設置する様求めています。自主夜間中学は月2回しか授業はありませんが、公立中学校となると、毎日普通の中学校のように授業があります。普通の科目以外にも体育や美術の授業、給食もあります。今の中学校には適正な年齢制限があり、20代30代になって中学校に戻り、学び直すことは出来ないそうです。

私は「岡山に夜間中学校をつくる会」を応援したいと思います。